冷蔵・冷凍・保温で全国にお届けできる定温輸送
『温度管理』に関して顧客の要求は究極のレベルまで高まっています。
丸和通運のクールコンテナは、三温度帯(冷凍・冷蔵・保温)で細かな温度管理を実現し、輸送中の急激な気温変動に左右されることなく、多様な長距離輸送の温度管理ニーズに厳格に対応します。
鉄道コンテナ輸送のメリットを活かした安全・正確な当社の定温輸送は多くのお客様にご利用いただいております。
全国のコンテナ貨物駅で発着が可能です。
特長
冷凍・冷蔵・保温の三温度帯に対応。0.5℃刻みの設定によりきめ細かく安定した中長距離輸送が可能
当社のクールコンテナは-25℃から+20℃まできめ細かく幅広い温度設定が可能です。
- 冷凍:-25 ℃〜-15℃
- 冷蔵: 10℃
- 保温:〜+20℃
厳密な温度管理と安定した輸送が求められる医療機器・医薬品の輸送等の場合も、一定の温度を維持した輸送管理を行います。
また、鮮度が大切な食料品も産地から直接スーパーなどにお届けします。
GPSも駆使した最先端のIT管理。コンテナ庫内の状態把握・定温輸送のトレーサビリティを実現
当社の全てのクールコンテナは搭載された通信機能により、輸送中のコンテナ庫内温度の管理が可能となっています。
GPSで現在の位置を把握できるほか、設定温度・庫内現在温度の変更やユニットの停止・再起動も遠隔で操作が可能。
遠隔管理可能な操作
- 設定温度・コンテナ庫内の現在温度の確認や変更
- ユニットの停止や再起動
- GPSによる位置情報
- 燃料の残量確認
遠隔監視体制
- 1日5回、毎日定時の遠隔監視(※列車運休時期を除く)
- 機械故障発生時はクールコンテナから警告メールでの通知
輸送業界トップクラスのコンテナ所有台数。大量輸送から定時運行まで納期管理もスムーズに
鉄道コンテナ仕様12フィートクールコンテナ所有台数は業界トップクラスの100台以上。大ロットでの輸送オーダーも余裕を持って対応可能な体制を整えております。勿論、小ロット、中ロットのオーダーも承っております。
定時運行の鉄道ダイヤでお客様のスケジュールも組み立てやすく、安定した高い輸送品質をご提供します。
スペック
項目 | 諸元 |
形式 | UF16A(101台) ※2022年4月末状況 |
扉位置 | L字(横後ろ)2方開き |
温度設定範囲 | -25℃~+20℃ |
外形寸法(mm)高さ×幅×長さ | 2,500×2,490×3,715 |
内形寸法(mm)高さ×幅×長さ | 2,168×2,302×3,113 |
妻入口寸法(mm)高さ×幅 | 2,138×2,302 |
側入口寸法(mm)高さ×幅 | 2,133×2,936 |
床面積(㎡) | 7.16 |
内容積(㎥) | 15.53 |
総重量(kg) | 6,800 |
最大積載量(kg) | 4,100 |
燃料種類 | 軽油 |
タンク容量(ℓ) | 135 |
燃料消費率(ℓ/h) | 1.3 |
利用事例
事例1:化成品生産工場から原料の定温輸送
定温輸送ノウハウが必要な化成品の取り扱いにおいても、当社鉄道クールコンテナ輸送は、豊富な輸送実績を有しています。
取り扱いの荷姿は、一斗缶・ペール缶・紙袋・ドラム・フレコン・トートタンクなど。
部品・資材の遠方からの引取り、調達の定温輸送もワンストップでご利用いただけます。
事例2:産地からの直接輸送
インターネットでの直接販売など、市場を経由しないビジネスがより活発化している状況で、新鮮な生鮮野菜をできる限り「とれたて」に近いまま直接全国各地へ届けたいお客様にも鉄道クールコンテナ輸送は、多くのメリットがあります。
全国に配置されているコンテナ貨物駅のネットワークを活かした生鮮青果物の産地からの直送をおこないたいお客様も、クールコンテナを積極的にご利用いただいています。
事例3:食品の消費動向・販売予測から、最適な配送計画を策定
生産工場から首都圏の在庫拠点センターまで、1,000kmを超える長距離輸送を、これまで10トンの保冷トラックでおこなっていました。これまでの出荷配送計画は、トラックの最大積載量に合わせたもので、販売のニーズに対し完全にマッチするものではありませんでした。
鉄道クールコンテナ輸送の採用によって、必要な製品を必要な量だけ輸送することが可能になりました。また、製品ごとの消費動向や販売予測を分析し、日々最適な配送計画を策定。結果として製品の保管在庫日数を減らすことができ、倉庫保管料の削減といった効果にもあらわれました。